令和7年6月4日、参議院本会議にて改正労働施策総合推進法が可決・成立したことをご存じでしょうか。今後、厚生労働省が関連指針を策定し、1年半以内の施行が見込まれています。
カスタマーハラスメントへの対応強化
企業には、カスタマーハラスメント(カスハラ)への対応方針の明確化と相談窓口の設置が義務付けられました。また、取引先等への研修や啓発活動は努力義務とされます。
フリーランスへの保護の検討も明記
附則では、今後フリーランス等に対する保護措置についても継続的に検討する旨が記載されています。
まとめ
今回の改正は、企業に対しカスハラへの組織的対応を求めるものであり、ハラスメント防止の取り組みが一層重要になります。また、フリーランスを含む多様な働き方への保護にも言及されており、今後の法整備の行方にも注視が必要です。各企業は、制度対応だけでなく、職場全体の意識改革にも取り組むことが求められます。